「最高の自分を見つけたい」方へ
「最高の自分」とは、
- 「本当にやりたいこと」をやって、
- 「自分の意志で自由に」生きている
そんな自分のことです。
はじめまして。苫米地式コーチング認定コーチの渡辺です。
多くの人が「現状に順応できなくて」窮屈な毎日を送っています。
それは、現状が「自分以外」の「他人の意志」で作られた世界だからです。
- 偏差値の高い大学
- 待遇のいい会社
- レベルの高いパートナー
「他人の敷いたレールの上で競争に勝ち抜いた人間を高く評価する」
それが、私たちの現状だからです。
でも、「現状」に順応すればするほど不自由になっていきます。
多くの人は、他人の目を通して理想の自分像を作り上げて、そこに「なりたい自分」を重ねています。
その結果、「本当はやりたくないこと」をやっています。
実は、世の中で「勝ち組」といわれている人も同じです。
大きな悩みを抱えている人がたくさんいます。
最高の自分になるためには、
- 「自分の意志」で
- 「本当にやりたい事」を見つける
そのためには、
- 自分の評価を他人に委ねない
- 自分の価値は自分で高く評価する
そうすれば、
- 「自分の好きなことだけ」をやって生きていける
- 「充実した人生」にする
ことが出来ます。
社会が当たり前の価値観にしている
- 「競争に勝つこと」が「幸せになること」という洗脳
から逃れることが出来るのです。
この記事では「最高の自分を見つける方法」を
- 「とりあえずのゴール」を設定する
- 「とりあえずのゴール」を達成する
- 「最高の自分」を見つける
の3つのステップに分けてお話しします。
ステップ1 とりあえずのゴールを設定する
クリックできる目次
とりあえずのゴールとは?
「とりあえずのゴール」とは、「本物のゴール」ではないことを知りつつ設定するゴールのことです。
とりあえずでもいいので「ゴールを設定」すると、コンフォートゾーンがずれます。
「コンフォートゾーン」とは、意識の中にある自分にとって心地いいと感じる場所のことです。
コンフォートゾーンがずれると、「スコトーマ」(心理的な盲点)になっていたところから「本物のゴール」に関する何かが見つかるかもしれません。
コンフォートゾーンのずらし方
コンフォートゾーンは、上の方向にずらします。
たとえば、新入社員が
- 「社長になる」
- 「社長の方が自分にはふさわしい」
という具合に、上にずらす必要があります。
そうすることで、社長が「とりあえずのゴール」になります。
そうすると、スコトーマになっていた
- 社長になるために
- 今の自分は何をするべきか
が見えるようになります。
「社長というゴールに向かって行動する自分」が、コンフォートゾーンになるのです。
新しいゴールが見えてくる
- ゴールを設定する
- コンフォートゾーンをずらす
ということを繰り返すことで、次々に新しいゴールが見えてきます。
- 社長になって何がやりたいのか
- どんな機能を社会に提供したいのか
というような、「新入社員」よりも高い視点(社長)から見たゴールが見えてくるのです。
とりあえずのゴールを設定する目的
「とりあえずのゴール」を設定するのは、
- コンフォートゾーンをずらすために
- とりあえずの目標が必用
だからです。
「とりあえずのゴール」とは、あくまでも本物のゴールではないということを知りつつ設定する「仮のゴール」です。
本物のゴールを見つける方法
ゴールは、「自分で設定した本物のゴール」である必要があります。
今、「本物のゴール」が見つからない人は「とりあえずのゴール」でも構いません。
ただし、5つのポイントを外さないようにする必要があります。
- 心から望むゴールであること
- 叶いそうもないくらい大きな夢であること
- 時間は未来から現在、過去に流れていることを意識する
- 3つの物差しを捨てて考える
- 自我にこだわらない
この5つです。
たとえ「とりあえずのゴール」でも、この「5つのポイント」を満たしていたらいずれ「本物のゴール」が見えてきます。
「次のゴール」「次のゴール」と新しいゴールが目の前に現れるようになるのです。
ゴール設定のポイント1 心から望むゴールであること
「やらなければならない」ゴールとは?
「やりたくたくない仕事」をやっている。
それが、あなたの現状だとすると
- 売り上げが上がる
- 昇進する
- 取引先や社内の人間関係が良くなる
といったゴールは、
- やらなければならないから
- 他人からやらされている
「やらなければならないゴール」になります。
「とりあえずのゴール」は「やりたい」で設定する
「やらなければならない」ではなく「やりたい」でゴールを設定します。
これが最も大切なことです。
人間は誰でも、「やりたい」でやっていることなら、
- 夢中になって取り組める
- 楽しくできる
- 生産的になる
といったメリットがあります。
「やりたいこと」が見つからない時は?
どうしても「やりたいこと」が見つからない。
そんな場合は、夢中になれる「趣味」を探すというやり方があります。
誰にとっても趣味は、「やりたいこと」だからです。
趣味に没入することで、「最高の自分」を見つけるきっかけになります。
「趣味」が高じて「仕事」になる可能性がある
「趣味」を追求した結果、「仕事」になることがあります。
でも、「仕事」にならなくても「趣味」は大いに役に立ちます。
「仕事」のゴールを見つける時のマインドの使い方は、「趣味」を見つける時と同じだからです。
- 自分の好きなことをとことん追求する
- 自分にしかできない商品やサービスを提供する
- 多くの人の役に立つ
これが、「仕事のゴール」を見つける時のやり方です。
今の仕事を「やりたいこと」にする方法
「やりたくないこと」をやっていたら、一生同じ毎日の繰り返しになります。
だからといって、今の仕事を辞める必要はありません。
今の仕事を「やりたいこと」に変えればいいのです。
どうすればいいのかと言えば、今の仕事を「ファイナンスのゴール」として考えることです。
「ファイナンスのゴール」とは、お金の入りと出を調整するということです。
「やりたいこと」をやるためのお金を「今の仕事で調達している」と考えるのです。
そうすれば、今の仕事は「やりたいこと」をやるための「ファイナンス活動」ということになります。
「ファイナンスのゴール」と「職業のゴール」を分けて考える
もし、今の仕事が「やりたいこと」でない時は、今の仕事を「ファイナンスのゴール」と位置付けます。
それとは別に、「職業のゴール」を設定します。
「職業のゴール」とは、「自分の機能を社会に提供する」ということです。
今の仕事を続けながら、自分以外のなるべく多くの人の役に立つために「何がやりたいのか」を考えるということです。
人生の各方面にバランスよくゴールを設定する
ゴール設定は、「お金」や「職業」だけだとバランスが悪くなります。
それ以外にも大切なことはいくつかあります。
たとえば、コーチングでは、
- 職業
- 健康
- 家族
- 趣味
- ファイナンス
- 地域社会への貢献
- 生涯教育
などにゴールを設定します。
ゴール設定のポイント2 叶いそうもないくらい大きな夢であること
最初は「とりあえずのゴール」から始める
最初は、「とりあえずのゴール」でもいいのでゴールを設定します。
「とりあえずのゴール」とは、「本物のゴール」ではないことを知りつつ設定するゴールのことです。
「とりあえずのゴール」を設定すると新しく「コンフォートゾーン」が生まれます。
たとえば、「趣味のゴール」をもつとその趣味に関する知識が集まってきます。
当然、「趣味にかける時間」が増えることになります。
そうすると、「趣味の時間」という新たな「コンフォートゾーン」が生まれます。
「趣味に没頭」していると、自分にしかできない「その趣味に関する専門技術」が生まれるかもしれません。
ニッチな分野でもいいので、「自分が一番出来ること」が見つかるとそれが「職業」になる事があります。
そうなると、「一生好きなことだけ」をやって生きることが出来るようになるのです。
ゴールは途中で何回かえてもいい
「ゴールを設定したら一生やり続ける方が良い」と思っている人が多いようですが、ゴールは何度でも変えてもいいのです。
ゴールを設定すると、コンフォートゾーンがずれるので「やりたいこと」も変わってくるからです。
「とりあえずのゴール」を設定してそれがやりたいことではないと気が付いたら、すぐに違うゴールを試してもOKです。
最高の自分を見つけるためにはゴール設定が必要
ゴールを設定しないと、「現状維持」がゴールになってしまいます。
現状には、今の状況だけではなく現状の延長線上の未来も含まれます。
だから、「とりあえずでもいいのでゴールを設定」しないと一生今の状況が続いてしまうということになります。
ただし、ゴールは何でもいいというわけではありません。
「とりあえずのゴール」は、本物のゴールではないと知りつつ設定するゴールです。
「コンフォートゾーン」をずらすために設定する暫定的なゴールです。
ゴールは大きければ大きいほどいい
「最高の自分」を見つけるために設定するゴールは、
- 今の自分ではゴールの達成方法が全く分からない
くらい大きなゴールが望ましいのです。
すぐに達成方法が分かるようなゴールだと、
- お金持ちになる
- モテる
といった、競争社会のなかで勝ち抜くためのゴールになってしまいます。
そうなると、さらに現状に縛り付けられる結果になってしまうからです。
達成方法がわからないゴールにどうやって向かえばいいのか?
「達成方法」が分からないのに、どうやってゴールに向かえばいいのか?
そう思う人が多いようです。
でも心配することはありません。
人間の脳には、「欲しい情報」を集めてくれる働きがあるからです。
その働きのことを、RAS(網様体賦活系)と言います。
ゴールを達成する方法は、RASが見つけてくれるのです。
どんなに達成方法が分からないような大きなゴールでも
- 本気で達成したい
- 絶対にやりたい
と思っていると、RASがそれに関する情報を集めてきてくれるのです。
RASの働き
その情報はゴールを設定することで新しく生まれてきたわけではありません。
もともと目の前にあったのに、「スコトーマ」に隠れて見えていなかっただけなのです。
ゴールを設定することでスコトーマが外れ、RASが働いて見えるようになっただけなのです。
大きなゴールほど大きなエネルギーが生まれる
新しいゴールを設定することで、RASの機能が再設定されます。
新しいゴールに関する情報が集まってきます。
そうすることで、
- エネルギーが生まれる
- 創造性が生まれる
- 新しい人脈ができる
- 新しいことが知りたくなる
ということが起こります。
大きなゴールほど多くの新しい情報が集まる
最高の自分になるためには、
- ゴールの達成方法が絶対にわからない
くらい大きなゴールが望ましいのです。
夢が小さいと欲求も小さいままです。
現状を維持させるためのゴールは、現状維持のためにエネルギーしか生み出しません。
なので、現実的にならないで「達成方法が分からない位くらいの大きなゴール」を設定しましょう。
ゴール設定のポイント3 「時間」は「未来」から「現在」、「過去」に流れると考える!
なぜ大きなゴールが設定できないのか?
「大きなゴールを設定してください」
と言うと、多くの人が
- 「そんなの無理に決まっている」
という反応になります。
それは、「過去の行動が未来を決める」と考えているからです。
多くの人が、
- 今までの自分がこうだから
と考えてしまいます。
それに合わせて「未来の自分のイメージ」を低く設定しています。
そのせいで「大きなゴール」を設定出来ないのです。
過去は一切関係ない
大きなゴールを設定する際は、過去の自分は一切関係ありません。
「出来そうかどうか」ではなく、「やりたいかどうか」の方が重要です。
過去の自分を引き合いに出すと、「現状維持のゴール」しか思いつきません。
時間の流れを逆に考える
現状から抜け出すためには、時間の流れを逆にする必要があります。
- 未来の自分がこうだから
- 今の自分はこうあるべきだ
と考えるべきなのです。
時間は、未来から現在、過去へと流れている
多くの人が、時間は「過去」から「現在」、「未来」へと流れていると思っています。
でも、実際の時間の流れは逆です。
時間は、「未来」から「現在」、「過去」へと流れているのです。
時間の流れを川の流れにたとえると
あなたは川岸に立ち、川の上流を眺めているとします。
あなたは、川の上流から流れてきた「赤いボール」を拾いました。
次に、「青いボール」が流れてきました。
この時にあなたは、
「赤いボールを拾ったから、青いボールが流れてきた」
という風に考えますか?
そんなことはありませんよね。
「赤いボール」を拾っても拾わなくても「青いボール」は流れてくるのです。
未来は自分に向かって流れてくる
ここで、
- 川の上流からボールを投げているのは、「未来の自分」
- 最初に流れてきた赤いボールを拾って、青いボールを拾わなかったのは、「現在の自分」
と考えてみてください。
「過去」が原因で「現在」や「未来」が決まるとすれば、
「赤いボール」を拾ったという「過去の自分」の行為が原因で
「青いボール」が流れてきたことになります。
でも、実際はそんなことはありません。
「赤いボール」を拾おうが拾うまいが「青いボール」は流れてきます。
自分に向かって未来は上流からどんどん流れてくるのです。
あなたが望むボールだけを拾えばいい
- 「未来の自分」がボールを投げたから、「現在の自分」がボールを拾える
- 「未来の自分」がボールを投げなかったら、「現在の自分」はボールを拾えない
つまり、
- 「現在」を決める原因は「未来」にある。
- 「過去」を決める原因は、「現在」にある。
したがって、
- 時間は「未来」から「現在」そして「過去」へと流れる。
ということになります。
未来から流れてくるいろんなボールの中から、あなたが望むボールだけを拾えばいいのです。
未来の状況で過去の解釈は変わる
たとえば、あなたは、会社の社長になったとします。
そうすると、「毎日一生懸命頑張ったからだ」と多くの人は考えます。
でも、実際に社長になれたからそう思えるだけです。
逆に、社長になれなかった場合はどうでしょうか?
一生懸命頑張ったことも、無駄な努力だったとしか思えません。
このように、同じことをしていても「未来の状況」によって「過去の解釈」は違ってきます。
思い通りの未来は実現していると考える
「過去」が「現在」の原因にはならないのです。
だから、「現在」にこだわるのではなく「未来」に理想の自分を想定するのが重要です。
「思い通りの未来が今すでに実現している」
と思うことで、はじめて今自分が何をやるべきかが分かるのです。
ゴール設定のポイント4 とりあえずのゴールは「3つの物差し」を捨てて考える
自分が心からやりたいことが分からないのは、自分の状況を不幸だと感じる「3つの物差し」を持っているからです。
この「不幸の物差し」を持っていると、自分が本当にやりたいことが分からなくなってしまいます。
「3つの物差し」とは、
- 他人との比較
- 社会の価値観
- 仮想の自分
です。
1 他人と自分を比較する
他人と自分を比べるのは意味がない
多くの人が自分の周りの人と自分を比べて、「どうせうまくいかない」と考えてしまいます。
- あの人と比べたら、私の成績なんて大したことはない
- みんなすごく頑張っているのに、私は頑張りが足りない
- 彼女は性格が良くてスタイルもいい、私なんてそれに比べたら大したこと出来ないわ
- 大学も出ていないしお金もない自分なんて誰も認めてくれない
そうすると、「他人と比べて不幸な自分」を基準に「ゴール」を考えてしまいます。
「他人の価値観」に基づいてゴールを考えると、「自分が本当にやりたいこと」が分からなくなってしまいます。
あなたの価値は「あなたの持つゴール」で決まる
自分の価値は、
- 出身大学
- 勤務先
- 年収
- 血筋
- 容貌
などとは、全く関係ありません。
それらは、他人から見たあなたの価値観だからです。
あなたの価値は、
あなたが、「何をゴールにして生きているか」
で決まります。
- 社会に自分の機能を果たすために
- どんなことがやりたいのか?
によって決まります。
他人の評価は関係ない
私には、そんな大きなことは出来ない
そんな風に思う必要はありません。
たとえ、あなたが今、機能が果たせていないのも問題ではありません。
他人の評価は、一切気にする必要はないのです。
大切なことは、あなたが
- 大きなゴールを持っていて
- そのゴールに向かっている
ことだからです。
他人の目を気にするのも無意味
他人に合わせようと努力しても、無駄な努力になります。
人それぞれ違う価値観を持っているからです。
だから、
- 「自分を少しでも良く見せたい」
と思うのは、基本的にはうまくいかないのです。
2 社会の価値観
多くの人にとって、「社会の価値観」も「自分が本当にやりたいこと」を分からなくしています。
社会の価値観は、「自分以外の他人が決めた」価値観だからです。
競争社会の中で価値があるとされているものは、
- お金
- 業績
- 人脈
- 血筋
などです。
競争社会の枠の中で、お互いがお互いを「拝金主義の洗脳」をしあいながら頂点を目指す。
そんな社会の中では、ほとんど全員が負けて不幸になってしまいます。
たとえ、運良く勝ち残っても「他人の夢」を叶えるだけなので喜びを感じられません。
「拝金主義」が幅を利かせている社会の価値観の物差しは、今すぐ捨てなければいけません。
3 仮想の自分
仮想の自分と比べてしまう
多くの人が、「仮想の自分」と比べて「自分の価値」を低く評価しています。
たとえば、
- もし、一流大学を出ていたらもっと待遇のいい会社に入れたのに
- もっと金持ちの家に生まれていたら、欲しいものが何でも買えたのに
- もう少し若くて可愛かったら、もっと楽しい思いが出来たのに
「今自分がこうなのは、過去のせいだ。」
そんな風に、多くの人が仮想の自分と比べて自己評価を下げてしまっています。
仮想の自分は、いつも現在の自分よりも優れている
仮想の自分がいくら優れていても、考えるだけ無駄です。
- 一流大学を出ても、出世できないこともある
- 金持ちの家に生まれても、没落してしまうこともあります。
- 若くてかわいくても、悪い男に騙されてひどい目に合うかもしれません。
仮想の自分が、今の自分よりもひどい目に合っているかもしれないからです。
仮想の自分という物差しを捨てる
仮想の自分という物差しで自分を計るのは、勝ち目のない戦いをしているようなものです。
自己評価を低くしているのは、「仮想の自分」と今の自分を比べるからです。
「取りあえずのゴール」を設定する場合も、
- 他人との比較
- 社会の価値観
- 仮想の自分
の「3つの物差し」を捨てて、「ゴール設定」をする必要があります。
ゴール設定のポイント5 自我へのこだわりを捨てる
「とりあえずのゴール」を設定するときに、「自我」へのこだわりを捨てることは重要です。
なぜなら、「私はこんな人」と思っている自分は、
- 「他人」
- 「社会」
との関係性の中の自分にすぎないからです。
多くの人が、「他人」や「社会」との関係な中で作り上げられた「自分」を「本当の自分」だと思い込み、それに縛られています。
そんな、「自我」に対するこだわりを捨てない限り「最高の自分」は見つからないのです。
自我とは?
自我とは、「私はこういう人」と認識している自分の姿です。
自我は、「自分にとって重要な関係性」で成り立っています。
自己紹介をする時は、自分をそのものを特定することは出来ません。
だから、「自分にとって重要なもの」について話すことになります。
たとえば、
- 好きな食べ物
- 好きな人物
- 家族構成
- 仕事
- 出身地
- 楽しかった経験
- 悲しかった経験
など
それらは、「自分にとって重要な関係性」です。
つまり、自我は「自分にとって重要な関係性」で成り立っているのです。
自分は他人との関係性で成り立っている
「自分にとって重要な関係」とは、すべて「他との関係」という情報です。
自分を特定するためには、「自分以外の人や組織や物など」を使わないと説明できないからです。
それは、自我だけではありません。
- 机
- パソコン
- キーボード
- 本
などにも同じことが言えます。
「自我」は心の中にある存在
私が認識しているものは、すべて情報です。
- 私自身
- 家族
- 他人
- 職場
- 過去の記憶
- 理想の未来
などの認識している物すべてが、「心の中の存在」ということになります。
「自我」にこだわるのをやめる
自我とは「情報」に過ぎず、実態はありません。
「心の中にある情報」なので書き換えることが出来ます。
- 「私は、何をやってもうまくいかない」
という情報を
- 「私は最高の自分だ」
と書き換えることが出来るのです。
それを可能にするのが「ゴール設定」です。
ステップ2 とりあえずのゴールを達成する!
ステップ2では、「とりあえずのゴールを達成する方法」についてお話しします。
それには、3つのポイントがあります。
- ゴールから逆算した今あるべき自分の姿をコンフォートゾーンにする
- ホメオスタシスを利用する
- 思考の抽象度を上げる
です。
ポイント1 コンフォートゾーンを設定する
ゴールから逆算してコンフォートゾーンを設定する
たとえば、とりあえずのゴールとして「年収300万円」の人が「年収1億円」を設定したとします。
年収1億円はイメージしずらい。
でも、1000万円ならばなんとなくイメージ出来るとします。
そうすると、
- 「とりあえずのゴール」を年収1億円に設定する
- 「年収1億円」から逆算する
- 「年収1億円までの過程」で「年収1000万円」を今の自分は稼いでいると決める
- 「年収1000万円」をコンフォートゾーンに設定する
ということになります。
「コンフォートゾーンを設定する」とは、
- 年収1億円までの過程の「年収1000万円」の自分の状態を細部まで明確にイメージする
という事です。
無意識が「年収1000万円」にむかって動き始める
「年収1億円」までの過程としての「年収1000万円」の自分の姿を明確にイメージすると、
- 仕事
- 人間関係
- 知識
- 健康状態
などが、「年収1000万円にふさわしい自分」にならないと居心地が悪くなります。
そうすると、
- 年収300万円の現状から早く抜け出そう
- 居心地のいい年収1000万円のコンフォートゾーンに行こう
と無意識が動くようになります。
そうなると、自然と年収1000万円にふさわしい行動をとるようになります。
ポイント2 ホメオスタシスをうまく利用する
ホメオスタシスとは?
ホメオスタシスは、
- どんな環境でも
- 生体をより長く生延びさせるために
- 安定した状態を
- 恒常的に維持させようとする
機能です。
恒常性維持機能
人間の体には、恒常性維持機能が備わっています。
たとえば、
- 寒い冬には、体が震えて体を温めようとする
- 暑い夏には、汗をかいて体を冷やそうとする
人間の体温が36.5度前後で保たれているのは、この恒常性維持機能の働きです。
この恒常性維持機能を「ホメオスタシス」と言います。
ホメオスタシスはあらゆる場面で機能している
ホメオスタシスが働くのは、体温調節のような「体」に対してだけではありません。
「心」に対しても「ホメオスタシス」は機能しています。
たとえば、
- 新しいことに挑戦するのを避けようする
- 毎日が同じ繰り返しになってしまう
というのも、ホメオスタシスの働きです。
ホメオスタシスを利用する
ホメオスタシスは
- 現状が
- いい状態でも
- 悪い状態でも
- 現状維持するように
働きます。
現状を維持させようとするホメオスタシスを利用して、自分の望む方向に働かせることが出来ます。
リアルにイメージする
ホメオスタシスの特性は、
- 現実に体験しなくても
- リアルにイメージすることで
- 実際に体験したのと同じ効果が表れる
ということです。
簡単に言えば、
- 現実にはどんなに低年収でも
- 高額所得者だと強くイメージする
という事になります。
そうすると、
- エネルギーとアイデアがうまれ
- 実際に行動すると
- 本当に年収がアップする
という現象が起こります。
ホメオスタシスを味方につける
ホメオスタシスを、意図的に自分の望む方向にもっていくことが出来ます。
それは、
- 今すでに
- 思い通りの自分になっていると
- リアルにイメージして
- 行動する
ことです。
そうすると、ホメオスタシスは
- 思い通りになっている自分を
- 現実だと思い込み
- その現実を維持させるために働くようになる
という事です。
- 「現実」にとらわれて
- 「未来」に
- 「こうなったらいいな」と思うだけだと
ホメオスタシスは、苦しい現状を維持する方向に働くのです。
ポイント3 抽象度を上げて考える
自由に生きていくために!
「最高の自分」を見つけるには、抽象度の高い思考が欠かせません。
「最高の自分」とは、
- 「本当にやりたいこと」をやって、
- 「自分の意志で自由に」生きている
そんな自分のことです。
- 地位
- お金
- 名声
などは、
「たいして重要ではない」
と気づくと社会的洗脳から解き放たれます。
そのために必要なのが、「抽象度を上げて考える」ということです。
抽象度とは?
抽象度とは、
- 「物事をどのくらい高く広い視野で見るか」
その度合いを表す言葉です。
抽象度を上げるに従って、
- 見える世界が広がる
- 獲得できる情報も増えていく
ということになります。
抽象度を上げて考えるとは?
抽象度を上げるとは、「物事を見る時の視点を高くする」ということです。
たとえば、
- 「私」の視点
- 「日本人」の視点
とでは、抽象度の高さが違います。
「日本人」の視点から物事を見て考えます。
そうすると、「思考の抽象度」が上がります。
さらに「人類」の視点で考えると、さらに抽象度は上がります。
より視点が高くなるので視野も広がります。
そうすると、現状に縛られていた自分では見えなかった
- 環境問題
- 食糧問題
- 世界平和
などが視野に入ってきます。
それが、「抽象度を上げて考える」ということです。
なぜ抽象度の高い思考が必要なのか?
どうして抽象度の高い思考をしないと「最高の自分」は見つからないのか?
それは、「最高の自分」は抽象度の高いところでしか見つからないからです。
たとえば、
- 「とりあえずのゴール」を設定する
- 「とりあえずのゴール」を次々と達成する
その時の抽象度が低いままだと、
- ちやほやされたい
- もっと儲けたい
などの煩悩のせいで、地位、名声やお金の奴隷になってしまうからです。
「最高の自分」を見つけるには?
- 「とりあえずのゴール」を設定して、次々と達成させる
- ゴールを達成させるたびに、ゴールの抽象度を上げていく
- 日ごろから抽象度を高くして考えることを心掛ける
この3つを並行して行うことです。
自由に生きていくためには、
- お金
- 地位
- 名声
など、「競争社会の洗脳」からは一刻も早く解き放たれることが大切です。
ステップ3 最高の自分を見つける
「とりあえずのゴール」を捨てる時が来る
スコトーマが外れていく
- 「とりあえずのゴール」を設定する
- 「とりあえずのゴール」を達成する
それの過程で、
- 社会的洗脳
- 資本主義洗脳
- 競争社会
などによって出来ていた「スコトーマ」が外れていきます。
そのうち「とりあえずのゴール」を捨て去ることになります。
「最高の自分」は、その先であなたに発見されるのを待っています。
進むべき方向性
「とりあえずのゴール」を達成しても、それが他者に仕掛けられたゴールだということが分かるようになります。
山登りに例えると、
- 「裾野から見た富士山はすごくきれいだけど、実際に上って見たらゴミだらけだった」
- 「もうこんな山にはいたくない、別な山に登ることにしよう」
という風に自分の進むべき方向性がわかるようになります。
「最高の自分」として生きる
いかに負けるかを考える
抽象度を高めていくと、自分と他人の差はなくなります。
- 「自分だけが良ければいい」
というような考えは、なくなります。
- 「自分の事よりの他人の幸せのことが大事」
と思えるようになります。
理想の社会とは、
- 「みんなの幸せを願う人で構成されている社会」
です。
これからの社会は、
- 「自分は負けてもいいから、他の人を勝たせてあげたい」
という方向に進むのが理想です。
自分のゴールは他言無用
- 「自分の幸せよりも他人の幸せを優先する」
そんなことを言うと、すぐさま邪魔が入ります。
- 「そんなのは、キレイごとだ」
- 「誰にも理解されない」
せっかく高い志を持っても、萎えてしまうこともあります。
そうならないためには、自分のゴールは他言しない方が無難です。
高い志を持って生きる
「自分のゴール」は、人に言わない方が無難です。
でも、それだと「自分さえよければいい」という「資本主義社会」と変わらなくなります。
なので、
- 資本主義に毒されている人
- 競争社会で勝つことしか考えていない人
- 現状に順応できなくて困っている人
に対して、
- このままで本当にいいんですか?
- やりたくないことを我慢してやっていませんか?
とささやいてあげるといいと思います。
スコトーマを外してあげる
多くの人は、自分が危機的状況に陥っていることには気が付いていません。
現状に縛られて、多くの人が「社会の奴隷」になっています。
そのことを教えてあげると、スコトーマが外れて「現状の危機的状況」に気が付いてくれるかもしれません。
本来は抽象度を上げて考えることで、自分でそのことに気が付くのがベストです。
多くの人よりも抽象度の高いあなたが、そのことを気付かせてあげるのも大切です。
覚醒の力で多くの人を導く
抽象度を上げて考えることが出来るようになると、他人を自分のゴールに巻き込むことも出来るようになります。
「覚醒の力」は、世界を平和で差別のないところに導く力です。
みんなが「最高の自分」を見つけられるように導く。
それが「最高の自分」としての生きたかです。
まとめ
最高の自分を見つける手順
- 自分のやりたいことの中から、「仮のゴール」を決める
- そのゴールから逆算して、「今の自分の在るべき姿」をコンフォートゾーンに設定する
- コンフォートゾーンの作用でゴールが達成出来たら、新たなゴールとコンフォートゾーンを設定する。
コンフォートゾーンを新たに設定するたびに、「仮のゴール」は変わっていきます。
資本主義洗脳のせいで出来ていた「スコトーマが外れて」新しいゴールが見えてくるようになるからです。
「仮のゴール」を設定してコンフォートゾーンを上げていくことで、「最高の自分」が見つかるのです。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実