なんとなく満たされない
いつも焦りを感じている
生きている充実感がない
「満たされなさ」や「焦り」を感じる方へ
「焦り」や「満たされなさ」を感じてしまうのは、他人と自分を比べるからです。
- 同期の中で仕事が出来ない
- ほかの人に比べて年収が少ない
- ほかの人に比べて友達が少ない
世間は、何かにつけてランキングをつけて比較するのが大好きです。
- 結婚適齢期
- 年収
- 好感度
でも、私たちはそのような「ものさし」を気にする必要はありません。
それらは、社会が勝手にでっち上げたゴミのような「ものさし」なのです。
はじめまして。苫米地式コーチング認定コーチの渡辺です。
「焦り」や「満たされなさ」を感じてしまうのは、「他人のものさし」に従って生きているせいです。
他人によって
- これが大事
- これが役に立つ
- これが常識
という具合に「ものさし」を刷り込まれているからです。
その結果、多くの人は他人から刷り込まれた価値観に従って生きています。
そのせいで、自分の本音に蓋をしています。
それだと、「あの時にああしとけばよかった」
という風に、あとで後悔をしてしまうかもしれません。
それを防ぐには、
- 他人の「ものさし」を捨てて、
- 自分の「ものさし」で生きる。
ことです。
この記事を読めば、
- どうすれば、「自分のものさし」で生きられるのか?
- どうすれば、「後悔のない生き方」が出来るのか?
がわかります。
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自分(自我)とは、何?
クリックできる目次
自分(自我)とは何?
「あせり」や「満たされなさ」を解消するには、「自分とは何か」について考える必要があります。
「あせり」や「焦燥感」を感じている自分とはいったい何なのか?
それが分かれば、問題の解決に近づくことが出来ます。
私たちは、自分をどのように説明できるのでしょうか?
あなたは自己紹介をする時に、どんな風に自分を説明しますか?
- 私の名前は、○○です。
- 住所は、○○です。
- 仕事は、○○です。
- 好きな食べ物は、○○です。
- 性格は、○○です。
- 趣味は、○○です。
こんな風に、自分に関する情報を次々と伝えていきます。
この中で、自分そのものをズバリと説明している情報があるでしょうか?
「名前」も「住所」も「仕事」も「好きな食べ物」も「性格」も「趣味」も、自分と他との関係を言い表しているにすぎません。
それらは、自分そのものではありません。
自分のことを説明しようと思っても、使える情報はすべて「自分と関係のある物」なのです。
つまり、自分とは他人との関係が寄り集まってできたものなのです。
自分とは他人との関係の結び目の中心点
自分とは、自分にとって重要な他人との関係の結び目の中心点です。
自分という点を中心にして、
- 名前
- 両親
- 住所
- 仕事
- 趣味
- 好きな食べ物
- 友人
などの様々な「自分にとって重要な点」があります。
それらに自分から「関係性という線」が伸びてつながっている。
という様をイメージしてみてください。
そうすると、自分とは「自分にとって重要な他人との関係の結び目の中心点」だということが分かります。
つまり、
- 他人との関係性が、自分を生み出している。
- 自分とは、他人との関係で成り立っている。
ということが分かります。
この「自分にとって重要な他人との関係性」が変われば、「自分」も自動的に変わるということになります。
重要なものだけが見えている
たくさんある自分以外の点の中から、重要な点を決めているのは自分自身です。
私たちは、「自分にとって重要な関係性」だけが意識に上がっています。
脳には、たくさんの情報の中で重要な物だけを選び出すシステムがあります。
それが、RAS(網様体賦活系)です。
RASには、
- 自分にとって重要な情報を通す。
- 重要ではない情報を遮断する
というフィルターのような働きがあります。
私たちは、RASの働きで自分にとって関係のある情報だけを受け取るようにできています。
自分にとって重要なものが他人に決められている
あなたは、自分にとって重要なものを決めているのは、自分自身だと思っているかもしれませんが、そうではありません。
さきほど、
- 「自分というのは関係性が成り立たせている」
- 「自分という存在は、他人との関係性で成り立っている」
という話をしましたが、
「これが重要だ」という判断基準も、他人に決められています。
親から「ものさし」が刷り込まれている
わたしたちの一人一人は、たくさんの他人との関係性によって成り立っている点です。
その点が持つ判断基準も、たくさんの他人で作られているのです。
たとえば、「将来の夢は何ですか」という答えが「公務員」だとすると、公務員がいいという「ものさし」が他人から刷り込まれています。
人は生まれた時から、「公務員になりたい」と思っていたわけではないはずです。
「生活が安定するから公務員がいい」という「ものさし」を親から刷り込まれたからなのです。
大人が下す判断の8~9割の判断基準は、親からの刷り込みだと言われています。
親以外からも「ものさし」が刷り込まれている
私たちは、直接関係のない他人からも「ものさし」を刷り込まれています。
たとえば、
- テレビ
- 雑誌
- 広告
などは、典型的な例です。
自分自身の価値観だと思っていたものが、実は他人から刷り込まれた価値観で、自分の「ものさし」で生きていると思っていても、本当は他人の「ものさし」で生きている。
それが、自分の実際の姿なのです。
「あせり」や「満たされなさ」の原因
他人の「ものさし」が刷り込まれているから
他人から刷り込まれた価値観を自分の価値観だと勘違いしている。
そのせいで、いつの間にか他人の価値観で生きている。
だから、「満足感」や「充実感」が得られないのです。
たとえば、
雑誌の広告やテレビCMからの価値観の刷り込みがあります。
流行りの服を着た人が素敵な出会いでハッピーになる。
というストーリーを目にする。
今の服に満足できなくなる。
新しい服を買う。
すぐに飽きてしまう。
他にも、
社会的な価値観の刷り込みもあります。
学歴が大事だと刷り込まれた。
いい大学に入りいい就職をした。
それにも関わらず、満足感が得られずにモヤモヤしている。
自分の「ものさし」で生きていると思いながら、他人の「ものさし」で生きている。
それが、多くの人の真の姿です。
本当に欲しいものではないから
今までの話を聞いたあなたは、
そんなことはない。私は私の考えで生きている。
そんな風に思うかもしれません。
そんなあなたは、
- 今どんなものが欲しいか。
- その理由は何か?
について考えてみてください。
- 若々しさ
- 尊敬される
- お金持ちになる
それが、という答えかもしれません。
でもよく考えてみてください。
今、あなたが当たり前に価値があると思っていることを疑ってみてほしいのです。
あなたが重要だと思っていることが、実は
- テレビや雑誌の影響
- 他人を見て羨ましく思った
- 他人からいい評判を聞いた
ではないでしょうか?
ということは、あなた自身が欲しいと思ったものではないことになるのです。
他人からの刷り込みに気が付いていないから
多くの人は、他人からの刷り込みに基づいて行動していることに気が付いていません。
- 自分と他人を比較して劣っているから落ち込む。
- 他人が頑張っているから自分も頑張る。
- 他人の成功を見てうらやましく思う。
これらは、すべて刷り込みの結果です。
簡単に言えば、
- ○○したから偉い。
- ○○は価値がある。
- ○○みたいにならないといけない。
そう思うのもすべて、競争意識を刷り込まれた結果です。
他人と自分を比較しても意味はありません。
あなたは、あなたの価値観で生きればいいのです。
「焦燥感」「満たされなさ」を解消する方法!
「あせり」や「満たされなさ」を解消する方法は、たった一つです。
それは、自分の「ものさし」で生きることです。
それと同時に、他人の「ものさし」を捨てることです。
刷り込まれた価値観が、あなた本来のエネルギーや能力をブロックしているからです。
それを防ぐためには、他人からの刷り込みに気づくことが大切です。
他人と比較しない
世間は数値化して比較するのが大好きです。
- ランキング
- 結婚適齢期
- 平均年収
それらは、意味がないものさしです。
私たちが気にする必要はありません。
たとえば、
「同期の中でお前がいちばん仕事が出来ない」
と上司に言われたとします。
でも、落ち込むことはありません。
仕事の成績とあなた自身の価値とは何の関係もないからです。
もし、
「成績がいい人が優れている」
そう感じるなら、それは会社の価値観を刷り込まれているということです。
自分なりの価値観で物事を計ればいいのです。
自分の「ものさし」で
- 自分の仕事ぶりを評価
- どのくらい仕事に重きを置くかを決める
- 自分の生き方、働き方を決める
ということをやって行けばいいのです。
他人と競争しない
「競争社会の中で勝つのが正しい」という価値観も刷り込みの結果です。
- 受験戦争
- パートナー探し
- 年収の金額
競争社会の「ものさし」を受け入れると、
「常に勝たなければならない」
という強迫観念にとらわれてしまいます。
もしも、負けた時は、ショックやパニックで頭がおかしくなります。
もしも、運良く買ったとしても、それは世間から刷り込まれた価値観です。
うれしいのは一瞬で、また次の競争が始まります。
なので、他人との競争での勝ち負けではなく、自分の「ものさし」で自分を計らなければいけません。
競争原理という「ものさし」は、勝っても負けてもモヤモヤが続きます。
常識にとらわれない
世間で幅を利かせている常識も刷り込みの結果です。
たとえば、
- 出世している人は立派だ
- 年収が高い方が偉い
- 医者はえらい
- 背が高い人は見栄えがいい
- 友達は多い方がいい
- 恋人がいない人は寂しい
- 人から嫌がられることはしてはいけない
数え上げたらきりがありません。
それは、あなたの価値には一切影響がありません。
自分の人生をどうしたいのかは、あなた自身で決めてもいいのです。
他人から何か言われても、相手にしなければいいのです。
他人の目を気にしない
私たちは、人目を気にする傾向が強いです。
人前では、態度が変わってしまいます。
私たちは人目を気にしますが、人目とは自分が作り出したイメージにすぎません。
人の目から見た自分の姿は,自分で見ることは出来ません。
だから、自分で勝手に想像しているだけなのです。
人から見た自分の姿は、自分が作り出した虚像です。
それが分かれば、
- 人目を気にしてやりたい事が出来ない
- 委縮して実力が出せない
- 不安な気持ちになる
ということはなくなります。
自分の本音に蓋をしない!
自分の本音を隠さない
「あせり」や「満たされなさ」を感じるのは、自分の本音に蓋をして「他人のものさし」に従って生きているからです。
たとえば、
「あなたの欲しいものは何ですか?」
と誰かから聞かれたら、多くの人は
- 会社経営者です。
- 高級車が欲しいです。
という風に答えます。
でも、本当にそれだけが本音ではないはずです。
もっと正直になっても許されるとしたら、
- 偉くなる
- お金持ちになる
- 尊敬される
- みんなからチヤホヤされる
- 豪邸も欲しい
- 別荘も欲しい
- 恋人も欲しい
- 自由になる時間も欲しい
まだまだたくさんあるはずです。
たしかに、高級車や会社経営者という答えは、嘘ではありません。
でも、もっと正直な本音が隠されています。
預貯金が100万円と1億円ではどちらがいいですか?
こういう単純な質問には、
「1億円です。」
という風に、素直に答えられるはずです。
あなたの本音を思いきりイメージする
自分の本音に蓋をして「他人のものさし」で生きる必要はありません。
「あなたの理想像、欲しいものは何ですか?」
他人の目を気にしないで、正直に考えてみてください。
- 「現実的には無理だろう」
- 「レベルが低い願望だなあ」
という風に、考える必要はまったくありません。
自分に正直になることです。
そして、
- 「理想像」
- 「欲しいもの」
を頭の中で膨らませてください。
リラックスして臨場感を強くしてイメージしてください。
考えているだけで
- うれしくて
- 楽しくて
- 気持ちが良くなる
くらい鮮烈にイメージしてください。
臨場感をもってイメージ出来ている間は「あせり」や「満たされなさ」は消えているはずです。
一度しかない人生です。
他人の物差しに従って生きるのではなく、自分の本当にやりたいことを求めて生きて下さい。
そうすれば、「あせり」や「満たされなさ」は解消されます。
まとめ
「焦燥感」や「満たされなさ」を感じるのは,他人のモノサシで生きているからです。
自分の「ものさし」で生きることです。
そのためには、自分の願望に正直になることです。
「レベルが低い願望だなあ」
なんて考える必要はありません。
また、人目を気にしてはいけません。
- 「現実的には無理だろう」
- 「レベルが低い願望だなあ」
なんて考えていたら、自分のやりたいことが出来なくなります。
自分の本音をイメージしてください。
本音とは、あなたが本当にやりたいことです。
それに蓋をしてはいけません。
あなたは今まで自分の本音に蓋をして他人の「ものさし」で生きてきました。
しかし、一度しかない人生です。
本当にそれでいいのでしょうか?
- 他人のモノサシを捨てて
- 自分の本音に蓋をせず
- 自分が心から望むものを求めて生きて下さい。
そうすれば、「あせり」や「満たされなさ」は一発で解消します!
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実