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自己肯定感を上げるとは?
「自己肯定感を上げる」というのは、ケガ人に「痛み止め」を打つようなものです。
痛み止めを打ってケガを放置しておけば、病状はどんどん進行していきます。
だから、自己肯定感を上げるのは危険です。
現状にさらに縛られてしまう
自己肯定感を上げると、現状にさらに縛られてしまいます。
現状に不満がある場合は、その現状を肯定することになるからです。
現状とは、自分にとって重要な物で出来ています。
人は、重要で知識のあるものしか見ることが出来ないのです。
人は過去に生きている
その重要性がどこからきているかというと「過去の記憶」からです。
お父さんやお母さん教師、友達などから言われたこと。
それを受け入れた結果、今感じている重要性が出来ています。
つまり、「他人から刷り込まれた価値観」に従って生きていることになります。
その自分を「肯定」してしまうと、さらに現状に縛られることになります。
他人の価値観がさらに刷り込まれていきます。
どんどん、自分のやりたいことが分からなくなっていくのです。
「本当の自分探し」は無意味!
「本当の自分探し」というのも意味がありません。
なぜなら、「独立して存在する自分」というものはないからです。
自分以外との関係性が生まれた時に、自分という存在が浮き出してくるのです。
たとえば、自己紹介をする時は、自分以外との関係を言うしかありません。
- お父さん
- お母さん
- 仕事
- 趣味
- 性格
- ハマっている事
- 住所
- 好きな食べ物
- 出身校
これらは、すべて自分自身ではありません。
自分と自分以外との関係性のなかで「重要性が高い」と感じているものです。
だから、自分という確固とした存在はなく、在るのは他人との関係性です。
旅をしても「本当の自分」は見つからない
よく、インドなど海外に「自分探し」の旅に行く人がいますが、旅先では自分は見つかりません。
「本当の自分探し」をすればするほど、現状に縛られるようになります。
現状から抜け出すための「自分探し」のはずが、逆効果になってしまいます。
問題なのは、自分という物があると考えていることです。
旅をして環境を変えても「本当の自分」は、見つからないのです。
自分とは?
自分という物は、関係性の結び目の点にすぎません。
周りと自分との関係性が変われば、自分も変わっていきます。
たとえば、
- 子供が生まれれば、親子関係という関係が生まれます。
- 子供が生まれたから、親という存在が生まれます。
- 親がいるから、子供という存在が生まれます。
たとえば、
ある日、子供が何らかの理由で、親を親と思わなくなったとします。
そうすると、親子関係はなくなってしまいます。
戸籍上は親子だとしても、子供から見たら赤の他人なのです。
そうすると、今まで親だったのに、親ではなくなってしまいます。
つまり、
- 関係性が存在を生み出している
- 存在は関係性によって成り立っている
ということです。
本当の自分の見つけるには?
いくら探しても、「本当の自分」は「自分の中」には見つからないのです。
本当の自分は、自分で作り出すものです。
自分が重要だと思う関係性を変える。
そうすることで、「本当の自分」を作るしかないのです。
本当の自分という物は、「どこを探してもいない」からです。
そのためには、現状の外側にゴールを設定し、自己評価を上げることです。
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苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実