認知的不協和とは?

「人生を変える方法」を知りたい方へ
人生を変えるためには、「自分の内側」から変える必要があります。
- 宝くじが当たる
- 高額な遺産を相続する
などの幸運を期待しても、そんなことは滅多に起こりません。
もしもそんな幸運が舞い込んだとしても、
- 散財したり、
- 騙されたりして
すぐに元どおりになってしまいます。
初めまして。苫米地式コーチング認定コーチの渡辺です。
自分の人生を変えるには、内側から変えていく必要があります。
その時に必要になるのが「リアリティー」という考え方です。
「リアリティー」とは、その人が真実だと感じている世界です。
人は、内側と外側に「2つのリアリティー」を持っています。
人生を変えるためには、内側の「リアリティー」を変えていく必要があります。
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認知的不協和とは?
「認知的不協和」とは、心理学で使われる用語です。
人が認知している自分の内側の現実と外側の現実に矛盾が生じた時に、その不協和を解決しようとする心の作用のことです。
たとえば、目の前に財布が置いてあるのに財布がないと慌てた経験があると思います。
「大変だ、財布がない」
と思い込んでしまうと、それが目の前にあっても見えなくなります。
「財布がない」という自分の内側の現実に、外側の現実を合わせてしまうのです。
そうすることで、実際は目の前に財布があるにもかかわらず、財布が見つからず慌ててしまうのです。
仕事は嫌だ
- 仕事が苦痛だ
- 早く家に帰りたい
そんな風な「自己対話」を行っている人は、それが自分の中の真実となります。
そして、仕事が苦痛に感じるものしか見えなくなります。
実際は、仕事が楽しいと思えることもあるはずなのに、そのことが見えなくなっています。
「仕事は嫌だ」という自分の中の真実に合致しないことを「見えなくする」ことで、不協和を解消しているのです。
自分と違う意見の人を避ける
人間は、無意識に同じ意見の人を求め、違う意見の人を避ける傾向にあります。
- 「最近、こんなことがあってね」
- 「参ってしまったよ」
というような会話の中で、
- 「まったくだ」
- 「あなたの言うことはよくわかる」
という場合は、お互いの会話が成立します。
ところが、
- 「そんなことはないよ」
- 「それは、あなたが悪いからだ」
という人がいたら、その人と話をすることはなくなるでしょう。
「自分は悪くない」という内側の真実を認めてもらえないために、不協和が起こり、それを解消するために、その人とは話をしないと思うのです。
自分の選択を正当化しようとする
人間は、自分が信じていることがあると、それが正しいという証拠を探す習性があります。
そうすることで、心理的な不協和をなくし、心を安定させようとします。
たとえば、新車を買った場合、その購買を正当化する証拠を探しはじめます。
そして、新車を買ってよかったという情報だけが意識に上がるようになります。
また、新車を買わなかったほうがよかったという証拠になるような情報は、「スコトーマ」になって意識に上がらなくなります。
このような心の作用を「認知的不協和」と言います。
コーチングにおける認知的不協和の活用法!

過去の記憶から信念が作られる
多くの人が持っている「自分の内側の真実」はどこから来るのでしょうか?
それは、過去の経験から来ています。
そのせいで、「ネガティブなセルフイメージ」になりがちです。
過去の記憶は、失敗の記憶にあふれているからです。
実際には、「成功の体験」があったとしても、臨場感が高いのは圧倒的に「失敗の記憶」です。
人間は、失敗を避けることで、現状を維持しようとしています。
そうなると、現状は維持できますが、ネガティブな現状が一生変わらずに続くことになってしまいます。
現状を変えるには
現状を変えるためには、自分の内側の真実を変える必要があります。
そうすれば、「認知的不協和」の働きを変えることが出来ます。
どうすればいいのかと言えば、「ゴールを設定」することです。
そして、その「ゴールを達成するにふさわしい自分」に対する臨場感を上げるということです。
- ゴールの世界
- ゴールの世界にいる自分
- ゴールに向かっている自分
の臨場感を「現状」よりも上げていくことです。
そうすることで、「ゴールを達成するするにふさわしい自分」である証拠を無意識は探し始めます。
ゴールにふさわしい自分に関する情報が集まるようになり、ゴールの世界にふさわしくない自分の情報は、スコトーマになります。
過去ベースの自分よりも、未来のゴールを達成した自分の臨場感を上げていきます。
アファメーションとは?
アファメーションとは、言葉の持つイメージの力を利用してゴールの世界の自己イメージの臨場感を上げるための方法です。
アファメーションとして書いた文章を読み上げ、その時の自分の姿や周りの状況を思い浮かべます。
たとえば、
- 私は重要で価値のある人間だ。
- だから、私にとって重要な人から尊敬されている。
というようなアファメーションの文章を読み上げます。
アファメーションによって作り上げた「自分の内側の真実」が、現状よりも臨場感が高くなれば「認知的不協和」の働きで「ゴールの世界の自分」に向かって現実を変えていくことが出来るようになります。
アファメーションのやり方
アファーメーションの文章を、1日に2回は読み上げます。
- 朝起きてから
- 夜寝る前
が理想です。
やり方としては、
- リラックスする
- アファメーションの文章を読み上げる
- イメージを思い浮かべる
- そのイメージが実現した時の感情をじっくりと味わう
そうすることで、自分の内側の真実を書き換えることが出来ます。
今後は、ゴールの世界にふさわしい自分についての情報が意識に上がるようになり、現状の自分を維持させる情報がスコトーマになり見えなくなります。
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苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実