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ゲシュタルトとは？
「ゲシュタルト」とは、部分と全体がお互いに関係しあって出来ている一つの塊です。
たとえば、音楽はひとつひとつの音符が組み合わさって一つの「ゲシュタルト」を作っています。
また、その音楽をアレンジすることで新たな「ゲシュタルト」が生まれます。
人格も、一つの「ゲシュタルト」です。
人格は、さまざまな「ゲシュタルト」の集合体です。
- 謙虚な人格
- 横暴な人格
- 親切な人格
- 父親としての人格
- 母親としての人格
などたくさんの人格を無意識的に内包しています。
そして、表に出てくる人格はそのうちの一つだけです。
意識とは人の持つゲシュタルト能力のこと
人格としての新しい「ゲシュタルト」が出来るのは、子供の頃です。
様々な新しい体験をもとにして、人格が出来ていきます。
それは物心がついて、意識が生まれる頃からです。
「意識」とは、人が持つ「ゲシュタルト」能力のことを言います。
目の前のものを見て、過去の経験と照らし合わせてあたらな「ゲシュタルト」を作っていきます。
- これが好き。
- これが嫌い。
- 陽気な性格
- 内向きな性格
- 勉強が好き
- 学校が嫌い
など様々な「ゲシュタルト」が生まれていきます。
それが、長い間積み重なって人格が生まれます。
新しいゲシュタルトを作らないと早く老け込む
人格は、大人になったらある程度固定されてしまいます。
毎日、同じような刺激をうけて、それに対して同じような反応をする毎日になります。
そのせいで、時間がたつのを早く感じるようになります。
それは、自分の中で新しい人格を生み出さなくなったからです。
子供の頃のように新しい「ゲシュタルト」を生み出さないと、ずっと同じような日々が続くことになります。
そうすると、早く老け込むことになります。
あたらしいゲシュタルトを作るには？
新しい「ゲシュタルト」を作るには、今までやったことのないことをあえてやってみることです。
たとえば、「抽象度」を上げることです。
自分という「抽象度」から、人間という「抽象度」まで視点の高さを上げて「ゴールを設定」することです。
人間という視点の高さで物事を見ると、見えてくるものが違ってきます。
自分の事ばかり話していた人が、他人から話を聞いてその価値観を受け入れる。
そして、自分と相手との共通点を見つけてそこに働きかける。
そうすることで、人間関係も変わり、外から入ってくる情報もガラリと変わります。
自分と誰かが一緒に楽しめるような何かが見つかって、それをやることで、楽しみながら人生を変えていくことが出来るかもしれません。
新たなゲシュタルトとしても人格が生まれる
そうすることで、新たな「ゲシュタルト」としての人格は生まれます。
新しい「ゲシュタルト」が出来ると、全体の人格という「ゲシュタルト」も影響を受けて変わっていきます。
「ゲシュタルト」とは、部分と全体が相互に関係しあって出来ている統合的な人格の事だからです。
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苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実