
ちょっとしたミスでいつまでも落ち込んでしまう。
明日の仕事のことを考えると憂鬱になる。
人から嫌味を言われるとイライラが止まらない。
「感情的になりやすい」とお困りのあなたへ!
実は、たった一つの根本的な解決策があります。
それは、
- 自分で決めたゴールを持つ
- 常にゴールのために行動する
はじめまして。苫米地式コーチング認定コーチの渡辺です。
多くの人は目先の出来事に反応させられて「イライラ」「もやもや」させられています。
そのせいで感情に支配されています。
それを防ぐには、根本的な解決が必要です。
この記事を読むことで、感情にならなくなる方法が分かります。
クリックできる目次
感情的にならなくなる方法!

本当に必要なのは根本治療!
感情的にならない方法をネット検索で調べてみると、その場しのぎのものが多いです。
感情的な人が一時的に感情を抑える方法ばかりです。
たとえば、
発言や行動をする前に一度その場から離れる。
そして、一旦冷静になる時間を作る。
このやり方の問題は、一旦冷静になってもすぐに元に戻ってしまうことです。
感情的になる→一旦冷静になる→感情的になる
この無限ループにになってしまいます。
それを防ぐには、感情的な人が感情的ではない人に変わることです。
実は、その方法は存在します。
感情的にならないための根本治療の方法は、
- 自分でゴールを設定して、
- 常にゴールのために行動することです。
ゴールとは?
ゴールとは、自分で大切だと思っている目的や目標のことです。
目的や目標があれば感情に支配されることはなくなります。
感情に支配されるのは目先の刺激に過剰に反応するからです。
例えば、「同僚に嫌味を言われてムシャクシャする。」
という場合がそうです。
でも、心底実現したいゴールがあれば、そんなことにかまっている暇はありません。
たとえば、あなたの目の前には「プレゼンを絶対に成功させたい」というゴールがあったとします。
そうなると、忙しくて同僚に相手はしていられません。
目の前のプレゼンというゴールに集中するからです。
このように、ゴールがあればムシャクシャすることはなくなります。
ゴールを設定する方法
ゴールを設定する時は、高い視点からゴールを設定します。
そうしないと、感情に支配されてしまいます。
たとえば、
Aさんと人間を比べると、人間のほうが視点が高くなります。
人間よりも日本人のほうがさらに視点は高くなります。
高い視点からゴールを設定すると、感情に支配されなくなります。
たとえば、
役職で視点を上げていくと、平社員→課長→社長という具合に視点が上がっていきます。
課長の視点から見ると、
「私が感情的だと部下の教育に悪い、しっかりしなくては」
社長の視点から見ると、
「会社の売り上げが悪いからみんなイライラしている。わたしがムードを変えなければ」
という風に、感情から受ける影響を抑えることが出来ます。
どうして低い視点からのゴールだと感情的になるのか?
低い視点で設定したゴールだと感情に支配されてしまうの、はなぜでしょうか?
それは、「イライラしている自分」のことしか見えていないからです。
視点が低い分、視野が狭いのです。
だから、イライラするようなことがあると感情に支配されてしまうのです。
感情的にならなくなるゴール設定法!

高い視点からのゴールとは?
高い視点からのゴールとは、自分以外の人も幸せになるようなゴールです。
たとえば、「世界中の人を幸せにする」というようなゴールです。
自分以外の人の幸せが視野に入っているので視点は高くなります。
それと同時に、自分だけでなく世界中の人が大切に思えるようになります。
他人から嫌味を言われてもムシャクシャしなくなります。
ゴールの中に他人の幸せも含まれているからです。
高い視点でゴールを設定すると、感情的にはならなくなります。
低い視点からのゴールとは?
低い視点からのゴールとは、自分の幸せだけを願うようなゴールです。
これは、誰もが普通に持っているゴールです。
だから、あえてゴールを設定する必要はありません。
たとえば、
- お金持ちになりたい。
- モテたい。
- 出世したい。
というようなゴールです。
自分だけしか視野に入っていないので、視点は低くなります。
自分は自分、他人は他人という風になってしまいます。
そうなると、他人からの嫌味に過剰に反応してしまいます。
だから、低い視点からのゴールを持っていると、感情的になってしまうのです。。
高い視点からのゴールを設定するメリット
自分だけでなく、他人も含めた視点でゴールを設定します。
そうすると、他人は幸せにする対象になります。
他人から嫌味を言われた時の反応が変わります。
「私に嫌味を言うなんて、彼らしくないな」
「何か、イライラしている原因があるに違いない」
という風に、相手を思いやることが出来るようになります。
そうすると、感情的になることはなくなります。
高い視点からのゴールを設定する方法
- 他人の役に立つ
- 他人を喜ばせる
- 他人を元気にする
そのために、自分は何をやりたいのかを考えることです。
このように考えてみてください。
私は、他人の役に立つために○○をしたい。
私は、他人を喜ばせるために○○をしたい。
私は、他人を元気にするために○○をしたい。
この、○○の中身がゴール設定です。
○○の中身を埋めるように、ゴールを設定してみてください。
利他的なセルフイメージを持つ
「私はすべての人を幸せにできる人間だ」
というようなセルフイメージを持つことも効果的です。
セルフイメージとは、自分が自分に持っているイメージです。
多くの人は、セルフイメージを他人から決められています。
そのせいで、自己評価が低くなっています。
「私なんかまだまだ未熟者です」
そういう態度でいる方が世間も喜びます。
でも、未熟者を演じるのは、ストレスがたまります。
そのせいで感情が爆発することがよくあります。
それは、親や先生や世間からの働きかけで自己評価を下げられているせいです。
「私はすべての人を幸せに出来る人間だ」
このような高い自己評価のセルフイメージを持つことで感情的にならなくなります。
イライラしないで行動する3つの方法!

プラスの感情を目的にしない
「うれしい」「楽しい」といったプラスの感情はいいものとされます。
でも、それを目的にすると感情的な人になってしまいます。
たとえば、
おしゃれが好きな人がいます。
服を買うことで幸せを感じます。
「いつもきれいにしてますね」
といわれて、モテたりしたら「うれしい」「楽しい」気分が味わえます。
でも、その反面、服が汚れてしまった途端に不機嫌になってしまいます。
このように「うれしい」「楽しい」という気分はすぐに萎えてしまうものなのです。
目指すべきはゴール
目指すべきは「うれしい」「楽しい」といった気分ではありません。
多くの人は、その場しのぎのハッピーを追い求めて生きています。
いい気分を求めて行動して、いい気分が消えるたびに嫌な気持ちになっています。
それでは、生きている限りイライラが止まりません。
目指すべきはゴールです。
自分で選んだゴールに向かう過程には、たくさんのことが起こります。
ゴールを達成するために価値があることがたくさん起こります。
その時に、「うれしさ」「楽しさ」を感じることです。
その時の感情は存分に味わいましょう。
ゴールの実現を最優先事項だと決めたら、感情的にならなくなります。
ゴールに価値のあることの方が重要になるからです。
自分が本当にやりたいことをやる
ゴールがないからイヤなことがあると落ち込み、感情的になります。
そして、気分転換をする。
感情的になる→気分転換→感情的になる
この無限ループになってしまいます。
多くの人は、自分で設定したゴールを持っていません。
会社から言われたゴールは、自分自身のゴールではありません。
もしも、本当にやりたいことなら気分転換は必要ありません。
本当のゴールは、自分が心からやりたいことです。
自分がやりたいことをやっているなら集中してできるはずです。
その結果として、「うれしい」「楽しい」「幸せ」などのプラスの感情が湧くのです。
感情的になってしまう人に必要なのは、自分が心から望むゴールを持つことです。
まとめ

感情的にならなくなるには、根本治療が必要です。
その方法が、ゴール設定です。
そして、常にゴールのために行動することです。
そうすることで、感情的にならなくなります。
感情的にならなくするためには、高い視点からゴールを設定することです。
高い視点からのゴールは、自分だけでなく多くの人が幸せになるようなゴールです。
そうすることで、相手を思いやることが出来て感情的にならなくなります。
私は、他人の役に立つために○○をしたい。
この、○○の中身がゴール設定です。
○○の中身を埋めるように、ゴールを設定してみてください。
「うれしい」「楽しい」といったプラスの感情を目的にすると、かえって感情的な人になります。
それらの感情は,何かあるとすぐに消えてしまうからです。
その場限りのハッピーを求めて生きていると、その気分が消えたらイライラしてしまいます。
目指すべきはゴールです。
ゴール達成の途中に「うれしい」「たのしい」気分が味わえます。
ゴール達成に関係のある感情だけを存分に味わいましょう!
ゴールの実現を最優先事項だと決めたら、感情的にならなくなります。
苫米地式コーチング認定コーチ渡辺 実