人生を変えたいという思いがあってもすぐに現状に戻ってしまう
それは、現状の側ににホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いているからです。
ゴールの側の臨場感を現状よりも強くすることが出来れば、ゴールの世界の側にホメオスタシスが働くようになります。
ホメオスタシスが働いている場所を変えることが人生を変える唯一の方法です。
どうすればうまくいくのか?
それは、自分の好きなことをとことんやることです。
やっているうちに自然と知識が集まってきます。
そうすると抽象度の高い空間の側にホメオスタシスが働くようになります。
ホメオスタシスは物理空間だけでなく情報空間にも広がっています
知識がどんどん集まるようになると新たなゲシュタルトが出来ます。
その時に一つ上の抽象度に移行したことになります。
ゲシュタルトとは、認知的不協和が解消された時に出来ます。
好きなことについて調べているうちに分からないことが出てきます。
その疑問の答えがある日分かった時に、ひとつのゲシュタルトが出来ます。
それを前提に考えていくと、またわからないことが出てきます。
その疑問が解消されると、さらに大きなゲシュタルトが出来ます。
これが抽象度の階段を上がっていくということです。
このような作業は、情報空間で行われます。
物理空間は情報空間の一部です
抽象度の高い空間が情報空間。
抽象度が最も低く、物理法則が働くほど臨場感が高いのが物理空間です。
物理空間は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚で認識します。
情報空間は、言語で認識します。
ホメオスタシスは情報空間に広がっています。
人生を変えたいと思ったら、情報空間にアクセスすることです。
自分の好きなことをとことんやって、その分野で抽象度の階段を上がっていきます。
そうすれば、ホメオスタシスがゴール側に移動します。
自分の好きなことをやって抽象度を上げて、その視点から物理空間を見渡すと、新たな発見がります。
今まで嫌いだったことが、ゴールに関係する事だと分かり、嫌いではなくなるということも起こります。
好きなことをやることでまず上に抽象度を上げていきます。
そこから、物理空間を見渡すことでコンフォートゾーンを横に広げていきます。
そうすることでホメオスタシスの働いている場所をゴールの側にずらせます。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実