

パーソナルコーチングでは、
コーチとクライアントが会話を通して
マインドの上手な使い方を伝えます。
クライアントの中で無意識になっている
理想の姿(ゴール)を意識に上がるように
するのが最大の目的です。
ゴールを見つけるのは、
セルフコーチングでは困難な場合が
多いのはよく知られています。
それは、クライアント自身が自分の
可能性を抑制しているからです。
自信がないとか失敗するのを恐れて
無意識的に自己抑制しています。
人間は現状を維持しようとする生き物です。
子供のころは特にそうで、親からの
影響で周りの環境に合わせるように
仕向けられています。
そうすることは、生き延びるためには
たたしい選択です。
特に子供のころは。
でも、大人になればいつまでも
周りの言いなりになるのはリスクがあります。
そこで、周りとのしがらみから離れたところで
本当にやりたいことを見つける必要があります。
そうしないと、いつまでたっても
現状から抜け出すことはできません。
これは、マインドの使い方の問題です。
その時に、あなたの最大の味方になって
ゴールを設定し、達成させるのを
促すのがコーチの役割です。
パーソナルセッションで、クライアントが
最初に意識に上がっているゴールは、
現状を維持するためのゴールであることが
多い傾向にあります。
それでもゴールを持つことには意味があります。
自分の人生を変えていきたいと思うことは
素晴らしいことです。
パーソナルセッションでコーチは
クライアントのゴールを評価することは
ありません。
ただし、クライアントのゴールを引き上げて
「もっと上に行くことが出来ますよ」
というメッセージをクライアントの無意識に
書き込んでいきます。
これは、コーチの持つ技術です。
そのためにパーソナルセッションがあります。
クライアントのゴールを引き上げるのです。
コーチはクライアントとの会話をよく聞き、
顔や体の緊張具合を意識に上げていきます。
丁寧にクライアントを観察していると
それがコーチに伝わり、
ホメオスタシス同調が起こります。
コーチはクライアントの無限の可能性を
確信するのが仕事です。
その確信がコーチからクライアントに
伝わることで心が自由になったり
体の調子がよくなったりします。
ホメオスタシスが同調します。
それは、無意識の作用です。
そのためには、クライアントの心と体の状態を
コーチの側がいかに正確に意識に上げられる
かがコーチの技術です。
それには、コーチとクライアントの信頼関係が必要です。
これは、魔術的なものではなく
科学的な生理現象です。
認知科学という学問の恩恵です。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実