13、脳にゴールのイメージを刷り込む!(目的志向の8つのコツ)

あなたをゴールに導くのは、目的志向です。

あなたの脳にゴールのイメージを刷り込めば、無意識の働きでゴール達成のやり方が見えてきます。

そのための8つの原則を紹介します。

1、行動を起こす前に心の準備を整える。

心の準備とは、ゴールを達成することが出来るセルフイメージを先に作っておくことです。

多くの人がゴールを達成するためにまず行動しようとします。

心の準備が出来ていない状態で、新しいことをやり始めてしまうのです。

そうすると、「どうすればいいのか」ばかりを考えてしまいます。

古いアティチュードが繰り返されて、やり方がわからないままに、ゴールをあきらめてしまうといったことが起こります。

新しいセルフイメージを作るために、最初に準備をしてください。

まずは、ゴールを達成したした時をイメージしてください。

その時のあなたは、現状のコンフォートゾーンから離れてゴールのコンフォートゾーンにいます。

コンフォートゾーンとは、あなたが心地よく、ごく自然に行動や思考ができるゾーンのことです。

たとえば、あなたがもっとクオリティーの高い生活をするとゴール設定をしたとします。

そうすると、今のあなたのコンフォートゾーンが駅前の喫茶店がだとしたら、「高級ホテルのラウンジこそが私のコンフォートゾーンだ」というセルフイメージを作ります。

ゴールを設定する前のあなたにとって、駅前の喫茶店はいつも行くところでなじみのある場所だと思います。

「なにも、高級なところで高額なお金を払って窮屈な思いをするのは嫌だ。」

そんな風に、あなたには無意識の抵抗が感じられると思います。

そのせいで、現状のコンフォートゾーンが選ばれてゴールの世界のコンフォートゾーンが選ばれなくなります。

だから、まずは最初に「高級ホテルのラウンジこそが私のコンフォートゾーンだ」というセルフイメージを作るのです。

ゴールを達成した時に、あなたがいる場所、持っている能力、話をする相手、立ち振る舞い、表情などを鮮明にイメージします。

そして、ゴールの世界があなたにとって心地いい空間になるようにしておきます。

2、イメージの中の現実を変える

ゴールと現状がかけ離れていることで、ゴール達成に必要な創造性とエネルギーを生みます。

これは、くるまのCMを考えるとわかりやすいと思います。

たとえば、新車のCMでは幸せそうな家族や美女が運転者と一緒に乗っている映像が流されます。

また、フロントガラスの向こうには、美しい風景や青々とした海が見えるような映像が映し出されます。

新車のCMの中で描かれている風景は、現状とはかけ離れたものになっています。

テレビの視聴者はそれを見て、自分がその風景の中にいるかのようなイメージを膨らませます。

そのあとで現実に戻ると、今乗っている車に不満がわいてきます。

そして、その新車さえ買えば、それらすべてが手に入るような錯覚を起こします。

CMを繰り返し見ていると、そのたびに頭の中に新車を手に入れた新しい自分の姿をイメージします。

そして、今乗っている古い車では満足できなくなってしまいます。

それが、「絶対に新車を手に入れてみせる」という、決断を生みます。

そういう心理状態になるということが、あなたにも理解できると思います。

それと同じ方法を、ゴールの達成にも使いことが出来ます。

ルータイスは、

ゴールを設定するのは、新しいバージョンのCMを頭の中に制作するようなものだ

と言いました。

具体的には、ゴールのイメージに、今のあなたの現実とはかけ離れたあなたが望む現実を鮮明に重ね合わせるのです。

そうすることで、今の現実に対する不満が高ぶらせるのです。

するとあなたの潜在意識は、現状に満足することが出来なくなります。

「絶対のゴールを達成してやる!」という具合になります。

新しいイメージを強く視覚化すると、あなたはそれまでの古いイメージに不満を覚えます。

不満は、あなたをゴールに向かって成長させるエネルギーと創造性を生み出します。

それは、目的志向が、あなたがゴールを達成するように突き動かすからなのです。

3、ゴールの設定は、そこまでではなく、その次を考える

目的思考を働かせるには、ゴールをできるだけ遠くへ設定するのが大事です。

すぐに出来そうなゴールだと、怠けていてもできるので、ゴールに向かって行動を起こす気持ちが生まれません。

興味の向くまま気の向くままあれこれ手を出して、何にも達成しないことになってしまいます。

ゴールを遠くに設定すると、そんなことにはなりません。

それが本当にやりたいことなら、ゴールを達成するために必要なことに集中するはずです。

その結果、あなたはゴールを達成してしまいます。

これは、輪ゴムの原理と同じです。

現状のあなたとゴールのあなたに輪ゴムをかけるとイメージしてください。

そうすると、ゴールが遠くにあるほど、あなたは、輪ゴムによってゴールの世界に向けて強く引っ張られます。

つまり、ゴールを遠くに設定したら、目的志向はうまく働き、あなたがゴールに向かいエネルギーも増していきます。

そして、ゴールが近くなればなるほど、輪ゴムがあなたをゴールに向かって引っ張る力は弱くなります。

つまり、あなたがゴールを遠くに設定したとしても、ゴールの達成にあなたが近づくほどエネルギーは失われることになります。

ゴールに向けて成長し続けるのが、人間の喜びです。

せっかくゴールを遠くに設定しても、ゴールを達成したらエネルギーは失われてしまいます。

そうしたら、また現状に縛られる人生を送ることになってしまいます。

だから、ゴールの達成が近づいてきたら、新たなゴールを遠くへ設定することを考えましょう。

そして、ゴールを達成するための新たな自己イメージをあなたの脳に刷り込むことで、目的志向のプロセスを繰り返します。

そうすることで、あなたは次々にゴールが達成できる人生にしていくことが出来るのです。

4、普通でない事を普通にする

ゴールを達成した時のあなたは、今のあなたが普通ではないと思うことをしているはずです。

ルー・タイスは、自分たちが行った結婚記念日の盛大なパーティーの例をよく紹介しています。

そのパーティーは、1500人を招いて2日がかりで行われました。

夫婦の結婚記念日を祝うためのこのような盛大なパーティーは、ルー・タイスにとってもやはり普通のことではありませんでした。

お金をたくさんかければたくさん余興を用意できますが、だからと言ってパーティーが盛り上がるという保証はどこにもありません。

そんな時、あなたならどうしますか?

いつもとは違うことをして「つまらないバカ騒ぎだった」と参加者から評価されるリスクがあるのです。

おそらく「いつも通りこじんまりと結婚記念日を祝おう」と考えてしまいます。

でも、ルー・タイス夫妻は、いつもとは違う新しいことをやりたいと思いました。

やりたいことのアイディアを出し合ってリストを思いつくままに挙げていきました。

ルー・タイスが結婚記念日でやったことは、いままでなら「こんなことは普通じゃない。みんな楽しいと思わないよ」と否定的に考えていたことを、「いいね、ワクワクするよ」と肯定することでした。

そして「みんながリラックスして楽しんでいるのが目に浮かぶようだ」とアイデアを視覚化していきました。

彼らの頭の中で生み出された新たなイメージが、普通でないことをやること、つまり、結婚記念日のパーティーに結び付いたのです。

つまり、今のあなたにとって普通でないことでも、事前に成功した時のイメージを強く思い浮かべることで、目的志向が働き、普通にできるようになるのです。

目的志向を働かせるためには、今のあなたのセルフイメージをゴールを達成した時のセルフイメージに変えておくことが重要になるのです。

5、機会を逃さず、自分に逃げ道を与えない

ここでいう機会とは、目的志向を働かせ、自らを成長させるチャンスのことです。

そのためには、設定したゴールをポジティブに肯定するようにセルフトークをコントロールすることです。

セルフトークについては、こちらから

自分に対して「こんな決断ができる私はすごい」とほめるのです。

いつもの自分にはできなかったことをゴールにするのですから、達成のためにはやるべきことの水準も高くなり、「やはり無理なのでは」という考えになりがちです。

たとえば、自分で選んでいつもでは買ったことのないような新車を購入し、代金を支払い、自宅に納車された時、不安な気持ちになる人がいます。

「こんな高い車を買ってしまって、失敗したかもしれない」という考え始めるのです。

これは、自分の選択と行動に逃げ道を与え、責任を逃れようとする無意識の働きです。

リスクや責任を負いたくないという気持ちがネガティブなセルフトークを生みます。

そんな時あなたは、自分に自信が持てなくなっています。

エフィカシーが下がった状態になってしまいます。

エフィカシーとは、あなたが持っているゴールを達成する能力の自己評価のことを言います。

目的志向を働かせ、ゴールを達成するために必要なのは、エフィカシーを上げることほど大切なものはありません。

「私は大した人間だ」「何をやってもうまくいく」という自負心を持つことで、あなたの潜在能力を引き出すことが出来ます。

実際、仕事やプライベートで実績を出している人は、学歴や知識などよりも「私にはできる」というエフィカシーが高い人なのです。

それでも、あなたは「決断して失敗したらどうしよう」と悩むかもしれません。

実は、高いゴールを設定した時は、失敗はありません。

想像通りの結果が出ないときも、高いゴールに向かって進んでいる限りは、それは失敗ではないのです。

そんな時は「私らしくなかった」「でもいい勉強になった」という具合にセルフトークをコントロールするのです。

そして、次にまた同じことが起こったらどんな決断や行動をとるかをイメージして、セルフイメージを変えていけばいいのです。

ルー・タイスは、こう言っています。

私たちは、自分が考えるものに向かい、考えた通りの人物になる。

ゴールを設定したら、自分に逃げ道を与えてはいけません。

逃げ道を用意するネガティブな気持ちは、潜在意識を動かして、目的志向を働かなくさせてしまいます。

6、自分の価値にふさわしいものを選ぶ

ゴールを達成した自分をイメージするということは、将来の自分の価値を決め、将来の自分に今慣れておくということです。

そのためには、ゴールを達成した自分にふさわしいものを選び、そのレベルに慣れておく必要があります。

たとえば、あなたが仕事で大きな売り上げを上げたとします。

その時に「たまたまうまくいっただけだ」と考えると成果を上げ続けることは難しくなります。

なぜかといえば、そのセルフトークは「私には大きな成果を上げ続ける能力はない」と無意識に語りかけることになるからです。

大きな普通ではないゴールを達成したあなたは、そのようなセルフトークをするはずはありません。

「これくらいは私にとっては当たり前のことだ」「次はもっとすごい売り上げを上げて見せる」というセルフトークになるはずです。

このように、普通ではないゴールを達成した自分の価値にふさわしい考え方をするのはとても大事です。

それが、エフィカシーを上げてくれて、目的志向が働きます。

ルー・タイスは、「将来の自分にふさわしい価値を決めるためには、自分の身の回りを眺めてみなさい」と言います。

あなたの職場、家、服装の状況などを見渡してみれば、あなたが何を当たり前に受け入れているかがわかります。

たとえば、

  • 職場のデスクはあなたにふさわしい状況でしょうか?
  • 家の家具は、古くてガタが来ていませんか?
  • あなたの服装は、だらしくなくないですか?

もしそうだとしたら、ゴールの世界のあなたにふさわしいものに囲まれている自分をイメージし、その基準を頭に叩き込み、すべてがそろっている状態に慣れていきましょう。

そうすると、あなたは現状に不満を持つようになり、あなたの潜在意識は目的志向を働かせ、あなたをゴール達成へと駆り立てます。

7、ゴールに向かって成長する

そもそも、あなたがイメージするゴールには限界はありません。

あなたのには無限の可能性があるからです。

あなたの限界は、あなたの想像力の限界とも言えます。

今のあなたではとてもできないと思えるようなゴールを先にイメージします。

まず行動するのではなく、先にイメージを広げています。

もちろん、あなたが心からやりたいゴールをイメージすることが大事です。

「こうなったらいいな」「考えただけでワクワクする」と思えるようなことを、イメージしてみるのです。

そのためには、現実的になってはいけません。

ルー・タイスは、よく桁を一つ上げて考えることをアドバイスします。

たとえば、

  • いつものランチが1000円ならば10000万円のランチを食べる。
  • いつも着ているジャケットの値段が10000円なら100000円のジェケットヲを着る。
  • いつも買う車が10万円の中古車だとしたら、1000万円の新車を買う。

といった具合です。

具体的な目標から、大きな目標を考えていく方法です。

大きなゴールを掲げることが出来たら、それに向かって自分を成長させていきます。

「私にはできる」と脳に刷り込み、信じて選択と行動を繰り返すことで、あなたの成長は加速していきます。

8、ゴールの達成方法について心配しない

大きなゴールを設定するときは、先に達成方法を考えてはいけません。

達成方法がわからなかったら、「うまくいくはずがない」と考えがちですが、あらかじめそれがわかっている必要はありません。

ゴールを定めさえすれば、認識することが出来る。

ルー・タイスのこの言葉は、地域の公園のごみ拾いに参加したら、その正しさがわかります。

拾ったごみとして、たとえば、「ビニールごみ」と決めておくと、自然とそれが目に入ります。

その他のごみには目もくれず、「ビニールごみ」だけが目に入ります。

それは、集めるごみを「ビニールごみ」と決めたからです。

高いゴールを設定し、目的志向を働かせることは、それと同じことです。

ゴールを設定しなかったら、目的志向は働かなくなり、ゴールの達成方法も見えてきません。

全てのカギは、ゴール設定とゴールを達成したゴールを達成した自分の姿を強くイメージすることです。

苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実