

あなたが本当に達成したいことは、誰が何と言おうと、どんな障害があっても、いつの間には自然に達成してしまいます。
このことを、ルー・タイスは、目的志向と言います。
たとえば、あなたの周りにも、意外な人が大成功を収めて驚いた事があると思います。
理由は、現状の外側にゴールを設定し、そのことでスコトーマが外れ、ゴールの達成に必要なことしか目に入らなくなったからです。
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彼らには、特別な才能があったわけではありません。
目的を持ち、目的を達成することをひたすら願い、目的のために行動し続けた結果、いつの間にか成功を手に入れることが出来たのです。
彼らにとって目的にための行動は、努力ではなく、純粋に本当にやりたいから(Want to)だけなのです。
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あなたも目的志向を働かせれば、ゴールを達成することが出来ます。
そのためには、3つの要素があります。
イメージ、言葉、感情の3つです。
目的志向とは、この3つの要素で脳に目標をプログラミングすることなのです。
1、イメージを膨らませる
あなたが望む今までとは違う新しい将来の姿のイメージを持てば、あなたの意識に上がる情報が変わります。
見えるもの、聞こえてくるもの、触るものが、目的を持つ前とは違ってきます。
たとえば、収入レベルや人間関係などが現状では満足できなくなります。
あなたの望む生活レベルと現状が違うために、そうした不満が出てくるのは、目的志向になるにはいいことです。
目的地であるゴールそのものは、あいまいでも構いません。
ひたすらイメージを膨らませていくことです。
毎日、イメージし続けることです。
鮮明にするのは、ゴールを達成した時のあなたのセルフイメージです。
どんな服装でどんな場所でどんな人とどんな仕事をしているのか?
どんな家に住んでどんな車に乗ってどんな趣味を持ってどんな人と付き合っているのか?
どんなことを学習して、どんな気持ちでいるのか?
将来のあなたのセルフイメージを作ります。
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それが鮮明で明確であるほど、あなたの脳に強く刷り込まれます。
2、自分が使う言葉に注意する
あなたの頭の中で思うこともセルフトークの一部です。
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考えが浮かぶたびに、あなたがどうあるべきかの基準を決めています。
ルー・タイスは、こう言っています。
自分と話すときは、常に現状の世界がどうなっているか自分自身に告げています。
認識し経験したことを解釈し、思考を通して頭の中にイメージを作り上げます。
その中には、自己イメージも含まれます。
自分自身の思考と言葉で、自分のための環境と限界と基準を作り出しています。
あなたが望む将来のイメージを膨らませていくと、ゴール達成に必要なすべてのことが「したい」「好む」というセルフトークに自然と変わります。
もしも変わらなかったとしたら、あなたが心から望むゴールではなかったということです。
自分の心に正直になって、将来のゴールを思い浮かべましょう。
それから、ゴールは他人には言わないことです。
なぜなら、「あなたには無理だ」というようなことを言う人が多いからです。
それは、あなたのゴール達成を阻むネガティブな経験になります。
また、口では「そうなんだ。がんばってね」と言っていたとしても、心ではそう思っていないこともあります。
あなたの現状はこう言った他人の評価をあなたが受け入れたことで成り立っています。
そう考えれば、「ゴールは他人には言わない」理由がわかると思います。
思い出してみてください。
「あなたには無限の可能性があり、あなたなら必ずできる」という人があなたにはいたでしょうか?
そのせいであなたの態度が決まっているのです。
あなたの現状が不満足なものだとすれば、それはあなたが、「能力がない」からでも「なまけもの」だからでもありません。
あなたについて語るあなたの周りにいる人たちが、あなたにそんな風に吹き込んだからです。
夢の実現しようとするそういった人の存在を、「ドリームキラー」といいます。
彼らは「高望みしないように」とか「もっと常識的になりなさい」という具合にあなたに常識をあなたの幸せを思って押し付けてくるのです。
でも、あなたにとって一番大切なことは、心から望むゴールを達成することです。
ドリームキラーが語る過去や現在のあなたについての意見は、一切聞く必要はないのです。
あなたが思い描くゴールはそっと心の中にしまっておきましょう。
それを伝えてもいいのは、ルー・タイスに指導を受けたコーチだけなのです。
あなたが心から望むゴールを達成するために必要なことは、理想の未来のイメージを膨らませ、それについて考えることです。
3、ゴールのイメージを情動に結び付ける
自己啓発系のセミナーでは、「ゴールを明確に」「使命を持て」とよく言われます。
でも、それがうまくいかないのはなぜなのか?
それは、ゴールを達成した自分がいかにうれしいかという基準でゴールを設定していないからです。
自分が本当にやりたいことが何なのかを基準にゴールが考えられていないからです。
ゴールを明確にイメージすると、現実的で常識的なゴールになりがちです。
そんなゴールの世界には、うれしくてワクワクするようなあなたの姿が見つからないのです。
目的志向が働かず、脳にゴールをプログラミングすることはできないのです。
たとえば、年収1億円を達成するという明確なゴールを設定したとします。
そのために「世界的に認められる一流の料理店を作る」そして「すべてのお客様に寛ぎと明日からのエネルギーを提供する」という使命を掲げたとします。
たしかに、そのことをイメージすれば楽しい気持ちになるのかもしれません。
でも、そのことで自分がどれだけワクワクするかという視点が抜けています。
年収1億円を達成するビジネスとしての面だけが優先されて、「明確なゴール」や「使命」が作られているからです。
それでは、「やりたい」「それが好きだ」という情動は、湧いてこないのです。
ゴールを実現する自分の姿に強い情動を感じないと、目的志向は働きません。
だから、ゴールはあいまいなもので良く、ゴールに向かう自分の情動を優先させるべきなのです。
現状の外側のゴール設定は、こちらから
そして、ゴールのためにあなたが心からやりたいと思うことをやることが大切です。
目的志向が働くときは、現状よりもゴールに向かうあなたの姿がリアルに感じられている状態に脳がなっています。
あなたのうれしくてワクワクする情動があなたをゴールに向かわせるのです。
そうすることであなたは、現状から抜け出し、経済的にも人間関係にも恵まれて、毎日がやりたいことだらけの状態になれるのです。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実