

多くの人がしなければならない(Have to)という考えで行動しています。
それは、誰かから強制されて、そう思わされているの場合がほとんどです。
たとえば、
- 親に人前ではお行儀良くしていなさいと言われた。
- 学校の先生から宿題を出されてちゃんとやってきなさいと言われた。
- 会社に遅刻しないようにするために朝早く起きなければならない。
そんなことばかりが続くと、Have toが当たり前になってしまうのです。
やがて,それは信念(ブリーフ)となり、やりたいことを考えること自体が苦手になってしまっています。
ブリーフシステムについては、こちらから
それが、ビジョンや現状を大きく変えるようなゴールを設定する妨げとなるのです。
ビジョンについては、こちらから
そのような状況では、創造性を発揮することが困難となり、毎日が同じ繰り返しになっていきます。
それは、誰かからそう刷り込まれた結果、目の前の課題をHave toというブリーフでとらえてしまうからです。
それを、「したい」「選ぶ」「好む」に変える方法をお話しします。
Wanto toについては、こちらから
それは、アティチュード(態度)を変えてみることです。
アティチュードとは、何か出来事が起こった時に、それに向かうか離れるかという行動の方向性のことを言います。
そして、アティチュードの原因はブリーフシステムがあるからです。
たとえば、「コーヒーにしますか紅茶にしますか?」と聞かれた時に「コーヒーにします。」といつも答えているとします。
それを、紅茶にしてみるというのがアティチュードを変えるということです。
とにかく、方向性は問わないので、アティチュードを変えてみることに意味があります。
そうすることで、ブリーフシステムに大きな変化が現れます。
たとえば、
- 夜型の生活から朝型の生活にかえる。
- いつもとは違う道を通って帰宅する。
- 酒やタバコの習慣をやめてみる。
- テレビを見るのをやめて本を読むようにする。
- 子供に命令するのをやめて自由に行動させる。
なんでもいいので、いつもとは違うことをしてみるのです。
いつもやっていたことを止めてみるだけでもOKです。
あなたは、どうして今までこんなことにこだわっていたんだろうと思うはずです。
これは極端な例ですが、会社を辞めるのも一つの方法です。
そうすることで、現状で大事だと思っていることが大きく変わり、セルフイメージが変わり、見える世界も大きく変わります。
なので、まずはアティチュードを何でもいいので変えてみましょう。
今のアティチュードのままでビジョンを大きな立てようとしてもうまくいかないのは、ブリーフシステムが変わっていないからです。
ブリーフシステムは、過去の経験からおこる情動的な反応が積み重なって出来ています。
そのネガティブな反応が新しい取り組みに対する反発や回避を生むのです。
だからこそ、アティチュードを変えて現状のブリーフシステムを壊すことです。
将来のビジョンを描くには、ブリーフを変える、つまり、あなたが信じていることを意図的に変えるのです。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実