2、現状からかけ離れたゴールを設定する(現状の外側のゴール設定)

あなたは、これまでに自己啓発系の本を読んだことがありますか?

これらの本には、「目標を明確にすること」「自分の使命を持て」と書いてあったはずです。

でも、「年収1億円」「起業して社長になる」といった目標をリアルに思い描いたとしてもうまくいかない人がほとんどです。

もちろん、それらは目標を達成するには有効になります。

でも、現状にとどまったままで思いつく理想的な現状を目標にすると、どんなことをしても現状を肯定し、現状を維持する手段になってしまいます。

人はすべて現状に不満を持っています。

それは、本当にやりたいことが出来ていないからです。

会社で出世すること自体に心がときめき、毎日がうれしくてしょうがないという人はいません。

仮に出世できたとしても、それが現状の理想の姿だとしても、いつも不安だったり自己保身に走ったりして、結局は現状への不満をもち続けることになりるからです。

現状の最適化のゴールは、ますますあなたを現状に縛り付けることになります。

「目標や使命の明確化」は、不満足な現状から抜け出し、理想のあなたに向かって成長していくことの妨げになってしまいます。

価値観については、こちらから

コーチングの祖であるルー・タイスは、「他人からの評価には何ら意味はない」といいます。

ルー・タイスについては、こちらから

「年収1億円」というような明確なゴールは他人から評価されて初めて自分は成功者だと思えるものです。

もしも、他人から評価されても、あなた自身が満足できなければ幸せは感じられません。

他人からの評価は、他人の価値観の基づくものです。

そんな他人から吹き込まれたゴールは、本当にやりたいことではなく、やらなければならない事になってしまうのです。

そこからは、創造性が生まれないばかりかストレスになってしまうこともあります。

それが、現状の延長線上にゴールを設定する弊害なのです。

だから、明確なゴール設定は、不満足な現状を抜け出すためのカギにならないのです。

それでは、ゴールはなぜ現状の外側がいいのでしょうか?

それは、現状の延長線上にない、今のあなたからかけ離れ、今の仕事や生活環境からは考えもつかないようなゴールだからこそ、100%達成されるゴールだからです。

現状からかけ離れた、途方もなく遠くにあるゴールは、それを心の底から望めば、必ず実現することになります。

人間は、やりたいことがある時は、それがどんなに途方もないことでも、はたから見ても絶対に無理だと思えるようなことでもやり遂げてしまうものです。

たとえば、

  • 世界的に有名なアーティストになっているピアノ奏者
  • いつの間にか世界のトップの学者になっている数学者
  • いつの間にか世界的な事業家になっている起業家

世間ではあまり知られていなくても、世界的に活躍している人はたくさんいます。

彼らがそんな人生を手に入れることが出来たのは、「子供のころからピアノがうまかった」わけでも、「学生時代から頭がよかった」わけでも「クリエイティブで商才があった」からでもありません。

それは現状の延長線上にはないゴールを思い浮かべながら、その実現をひたすら望んで選択と行動を繰り返してきた結果です。

一介のさえない高校教師にすぎなかったルー・タイスも、自らそうなりたいと強く望んだために、より大きなビジョンを描き、世界的な実勢を持つコーチングの第一人者になり、各国の要人や大企業のトップからコーチングを依頼されるまでになりました。

ルー・タイスが、そんな大きな役割が担えるようになったのには、これといった理由はありませんでした。

ひたすら強く遠くにあるゴールを見つめ、心の底から達成したいと願っただけなのです。

そして、大きな望みを叶える過程で必要な能力を獲得していった結果ということです。

現状の延長線上にないゴールを思い浮かべながら、その実現を強く思い、選択と行動を繰り返すことであなたの成長が促されます。

その過程で、年収が増えたり、尊敬されるように自然となっていくのです。

これは、生まれつき才能がある人や条件的に恵まれているかということとは、全く関係なく起こることです。

すべての人にその能力は備わっています。

もちろん、あなたにもそれは可能です。

苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実

3、現状維持から抜け出すには?(ブリーフシステム)