

コーチングでは、現状の外側(今の自分にはとても出来ないと思えるような大きなゴール)にゴールを設定します。
現状の外側のゴール設定は、こちらから
現状の内側(頑張れば達成できそうなゴール)に設定すると、現状の最適化になってしまうからです。
だから、今のあなたでは達成できそうにもないけど、どうしてもやりたいことをゴールに設定します。
しかし、現状の外側にゴールを設定するのは、現状の外側にあるあなたの可能性を見つけるために必要なのです。
でも、そう簡単には出来ない人がほとんどだと思います。
ブリーフシステムを変えない限り、現状の外側にゴールを設定することは難しいからです。
ブリーフシステムについては、こちらから
なので、ここでは、まずビジョンを描く練習をしてみましょう!
ルー・タイスも高校教師を辞める時にビジョンを優先させました。
ルー・タイスのビジョンは、収入を2倍にすることでした。
自分はそれを可能にする価値のある人間だ。
それが、ルータイスほどの伝説的なコーチでさえ最初に掲げたビジョンでした。
ルー・タイスについては、こちらから
ルー・タイスも常識の範囲内のビジョンを作ることから始めて、「ビルゲイツのほうが僕よりも少しだけ金持ちかな」といえるくらい大きな成長を遂げています。
ルー・タイスは、ビジョンについてこのように考えています。
「ビジョンとは、現状の外側のゴールを達成した将来の自分が見ている世界と自分の姿のことである」
何度も言うように、現状を維持することで達成されるビジョンは、本来コーチングではビジョンにはなりません。
将来の「理想的な現状」を思い浮かべても、コーチングの本来の目的の現状から大きくかけ離れた理想を実現するビジョンにはならないからです。
だからと言って、ゴール設定に慣れていない場合、あなたの常識を大きく超えるようなビジョンを掲げることは難しいと思います。
そこで、現状の外側という制約を離れて、リラックスして、将来のあなたが見ている世界やあなたの姿を思い浮かべることから始めましょう!
これらは、あなたが理想を実現する過程のサブゴールとして機能します。
自分に正直にサブゴールを設定することで、現状を大きく超えるゴールの実現の第一歩が踏み出せます。
リラックスしてあなたが人生に何を求めているかリアルに具体的にイメージを膨らませてください。
- どんな職業を望んでいるのか?
- 年収はいくらくらいの望んでいるのか?
- 仕事ではどんな人に囲まれているのか?
- どんな車に乗っているのか?
- どんな家に住んでいるのか?
- 家族はどんな様子か?
- 旅行はどこに行きたいのか?
- どんな服装が望みか?
- どんなコミュニティーに属しているのか?
- どんなスタイルになりたいのか?
- 健康状態はどんな感じなのか?
サブゴールは出来るだけたくさんあるといいです。
これらのゴールは、あなたが現状の常識を大きく超える理想の姿を実現する通過点にすぎません。
実際にやってみたら、すぐに達成できるのに何となくやっていなかったことが、サブゴールの中に見つかると思います。
少し時間がかかりそうなことでも、繰り返しイメージして、自分にはできると自分に対して言い聞かせてみてください。
あなたの無意識にポジティブなイメージが刷り込まれ、ゴールを達成する情報が見えてきます。
目標を脳にプログラミングする方法は、こちらから
それがあなたが成長することで手に入れられる理想の姿への第一歩になるのです。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実