

あなたにも、仲のいい人と苦手な人がいると思います。
そして、年を取るごとに苦手な人が増えていく。
そんなことはないですか?
もっと人間関係を改善して人生をもっと楽しみたい。
もっと新しい人間関係を増やしたい。
未知の領域にチャレンジしていきたいと思いませんか?
もちろん、今の現状は最大限の努力の結果だと思います。
もうこれ以上、なにをすれば人間関係を良く出来るのかわからない。
そんなに詰まった状態なのかもしれません。
仕事を変えるなりして新しい環境に身を置くというのも一つの手です。
でも時間が立てば今と同じような人間関係が出来上がるのかもしれません。
そこで今日は、ルータイスの話をしたいと思います。
ご存知の通り、ルータイスは人間関係の達人です。
北アイルランド紛争の解決の立役者として知られています。
一説によると、長年争っていたカソリックとプロテスタントの双方のリーダーが「ルータイスが言うんだったら紛争の変え決に向けて話し合う」といったそうです。
彼らから見たらルータイスは、部外者にすぎません。
それにもかかわらず、利害が一致しない当事者がルータイスとだけは信頼関係を結んだのです。
ルータイスのコーチングがなぜこれほどまでに世界各国のリーダーたちに求められたのか?
それは、ひとえにルータイスがいい人だったからといわれています。
「いい人のそばにいるとなぜか成功してしまう」と博士は言います。
ルータイスがいい人なのはわかるにしても、どんな風にいい人だったのか?
その答えは、いくつかあると思います。
今日はその中の一つをお話ししたいと思います。
ルータイスが実際に実践していたアファメーションの一つを紹介します。
「私はすべての人に無条件の温かい尊敬の念をいつも持っている」
わたしには、これがルータイスのいい人の要素の一つだと考えています。
仲のいい人に対しても苦手な人に対しても、いつも無条件の尊敬の念をもって接することが出来たのがルータイスだと思います。
ルータイスは、キリスト教徒でプロテスタントだったといわれています。
聖書の中の一説にこのようなところがあります。
「最も小さい者(弱い者)の一人にしたのは、わたしにしてくれたこと」
マタイによる福音書25章40節
私たちは仲のいい人に対しては尊敬の念をもって接することが出来ると思います。
でも苦手の人に対しては、悪いところばかりが目に付いてしまいます。
実は、苦手な人に対するあなたのそんな思いは、無意識では伝わっているのです。
表面的に取り繕ってその場はしのいでも、のちのち相手の意識に何となく上がってきます。
でも、苦手な人でもいいところを見つけて心の底から褒めることが出来れば関係は変わってきます。
苦手な人を見るあなたの目が変わることで相手のあなたに対する印象が改善されることはたくさんあります。
頭の中で考えている考えや感情は言葉を使わなくても相手に伝わるのです。
それが分かると、人間関係が完全され、新たに関係も作りやすくなります。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実