

どうして、多くの人がゴールを達成できないのでしょうか?
ゴール設定がうまくいくと、現状がどんどんいい方向に変わっていきます、
違う人間に生まれ変わります。
IQが上がりゴールを達成するための大量の知識がインストールされるようになります。
新しいことが始められるようになり、充実した毎日になります。
もし、そうならないとしたら、ゴールに対する知識が間違っているのかもしれません。
そこで、多くの人が知らない本当のゴール設定についてお話しします。
そもそもゴール設定は、達成することが目的ではありません。
ゴールとは、現状の自分から抜け出すための方便だと考えてください。
ありがちなゴール設定は、理想の自分の姿や周りの状況を思い浮かべることをします。
でも、現状の自分から見える理想は、現状の最適化にすぎません。
それをゴールにしてしまうと、ますます現状に縛られる結果になります。
ワンランク上の自分になるためには、現状の外側にゴールを設定するべきなのです。
では、現状の外側のゴール設定は、どうすればいいのでしょうか?
実は、明確なビジョンは、必要ありません。
現状の外側は見えないから現状の外側です。
具体的なビジョンが見えていたとしたら、それは現状の内側です。
だから、見えないのが正解です。
じゃあどうすればいいのか?
大切なのは、ゴールの世界の臨場感です。
たとえば、ビジュアライゼーションは、ゴールの世界の臨場感を上げるためのツールです。
うれしい、楽しい、気持ちいい、誇らしい、すがすがしいなどの情動が重要です。
現状よりもゴールのほうが心地いいと創造的無意識が判断すると、ゴール達成の方法を探し始めます。
そして、どうやったら達成できるかわからないけど、試行錯誤で行動している状態になります。
それがゴール設定がうまくいっている状態です。
つまり、現状から抜け出そうとしている状態です。
そうすると、ビジョンもなしにゴールの世界の臨場感があげられるのか?
という疑問がわくと思います。
たしかに、大まかな方向性は必要です。
多くの場合、自分を含めたたくさんの人と素晴らしい情動を共有している感じ。
そんなゴールの世界の臨場感が感じられるようになると思います。
つまり、私のゴールよりも私たちのゴールの世界の臨場感が強くなります。
例えば、戦争と差別のない世界というゴールは、どんな世界になるか想像できません。
そんな抽象度の高いゴール設定にすればいいということになります。
苫米地式コーチング認定コーチ 渡辺 実